こんにちは、うだたつやです。
「ライターの仕事を受注したけど、どんな風に記事を書いたらいいんだろう…。」「1本納品したら、打ち切りになってしまった…。自分の書き方のどこがいけないんだろう?」
という方に向けて、評価されやすい記事の書き方を紹介します。
頑張って書いた記事を納品したのに、打ち切りになってしまったらかなりショックですよね。実は、依頼が打ち切りになってしまう原因は、記事の書き方にあります。
今回は、過去に企業のWebメディアの編集者として、ダメなライターさんの打ち切りを判定していた経験から、継続依頼してもらえる記事の書き方を解説します。
- 初心者ライターが守るべき記事の書き方6ステップ
- ①徹底的にリサーチする
- ②記事のペルソナを考える
- ③記事の構成を作る
- ④読みたくなるリード文を書く
- ⑤読みやすい本文を書く
- ⑥音読してチェック
- 音読を2回して、ミスを0にする
- 執筆依頼が殺到する記事の書き方のコツ
- 記事を書く目的を理解する
- 初心者は、時間をかけて最高の記事を書く
- 最高品質の記事は、将来に渡って使える実績になる
- 気をつけた点や改善点リストを渡す
- 過去にもらったフィードバックを完璧にする
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初心者ライターが守るべき記事の書き方6ステップ
記事を自己流で書いてしまう初心者Webライターは、あまり評価されにくいです。まずは、正しいWebライティングの書き方を学びましょう。
初心者の方は、今回紹介する記事の書き方の6ステップを必ず頭に入れてください。
- ①徹底的にリサーチする
- ②記事のペルソナを考える
- ③記事の構成を作る
- ④読みたくなるリード文を書く
- ⑤読みやすい本文を書く
- ⑥音読してチェック
①徹底的にリサーチする
記事を書く前に、記事テーマについて徹底的にリサーチしましょう。
リサーチ無しで良い記事を書くことはできません。
具体的なリサーチの流れはこんな感じです。
- 検索キーワードで検索して、上位10記事のタイトルとディスクリプションを読む
- 上位10記事のリード文を読む
- 上位3記事の記事を読む
- YouTubeで動画を検索する
- (足りなければ)Yahoo!知恵袋で検索する
良い記事を書くライターは、この調べる作業をしっかりやります。
「うわぁ、こんなにやるのか。大変だな。」と思うかもしれませんが、書くテーマについて丁寧に調べることで、むしろ作業時間は減りますよ。
リサーチを徹底することで、読者像(ペルソナ)が鮮明になるため、記事がどんどん書き進められますし、後からの修正が減ります。
つまり、頑張ってリサーチをした方が、楽なのです。
②記事のペルソナを考える
ペルソナとは、わかりやすく言うと読者像のことです。
記事のペルソナを考えることで、読者の潜在的なニーズに訴えかけて、心を掴む文章が書けます。
検索キーワードで検索する読者の気持ちや心理を想像して、文章に書き出しましょう。
- この記事の読者は、何を知りたいのか?
- なぜ、それを知りたいのか?
- それのどこに悩みや不安を感じているのか?
少なくとも、以上の3つは書き出してください。
③記事の構成を作る
本文を書く前に、記事の構成を作りましょう。構成を作ることで、記事の主張がブレなくなります。
Webライティングにおける「構成」とは記事の目次(見出しのかたまり)のことです。
例えば、この記事の構成はこちらです。
構成は、関連キーワードを含めながら、要点がわかるように書くようにしましょう。記事の目次を流し読みしても、記事の内容が分かるようになっていると読みやすいです。
注意点として、構成がペルソナの知りたい内容になっているか、必ずチェックしましょう。
④読みたくなるリード文を書く
構成が書けたら、次にリード文を書きましょう。
リード文とは、記事の書き始めの500文字程度の文章で、読者を記事に夢中にさせる役割があります。
読者が記事を夢中にさせるには、どんなリード文を書けばいいのでしょうか?
ポイントは4つあります。
- 読者の悩みに「共感」する
- その悩みは「解決」できるを伝える
- 記事の「信頼性」を伝える
- 悩みが解決した後の「理想の姿」をイメージさせる
この4つを意識してリード文を書くと、その記事が読者にとって「他人ごと」から「自分ごと」に変わります。
想像してみてください。もし「この記事を読め!」と他人から強制されたら、あまり読み気になりませんよね? でも、「この記事を読んだら、こんなにいいことがありますよ。」と教えられたら、自分から気になって記事を読んでしまいます。
⑤読みやすい本文を書く
ようやく本文を書き始めます。
ここまでは全て本文を書くための準備です。長かったですね。 でもここまでの準備をしっかり行っていれば、本文はスラスラ書けます。
本文を書くポイントは以下の通りです。
- 1.主張2.理由3.具体例を意識
- 主張に対する反論があれば書き、それに答える
- 一文を短くする
- 画像や箇条書き多めにする
- 大事な箇所は強調する
- 迷ったらペルソナに立ち返る
これらを意識すると、読みやすい本文が書けます。
⑥音読してチェック
記事が完成したら音読してチェックしましょう。
黙読じゃなくて、声に出して読み上げます。そうすることで、誤字脱字に気付いたり、読みづらい部分や歯切れに悪い部分に気付けます。
音読して確認する項目は以下の通り。
- 誤字脱字
- 文章のリズム
- 文法の間違い
- 分かりづらいところ
- 周りくどい表現
これらを見つけたら、修正しましょう。
音読を2回して、ミスを0にする
できれば、2回くらい音読して、修正点を0にできるように心がけます。
修正点が全く無いと、編集者からの評価は驚くほど高くなります。
編集者にとって辛いのは、小さい修正箇所を指摘することです。「これぐらいの小さいミスは、わざわざ指摘せずに自分で直した方が早いな」と思ったりして、細かな修正に時間をかけてしまいます。
でも、もしライターから上がってきた原稿に一つもミスがなかったら、非常に気持ちが楽になります。そして、1つもミスなく記事を書ける優秀なライターを、打ち切りにすることはありえません。
ゆっくり音読をするだけで、大抵のミスには気づけます。意識してみましょう。
執筆依頼が殺到する記事の書き方のコツ
これまで紹介した記事の書き方は、たいていのWebメディアのマニュアルに書かれているような基本的な内容です。
しかし、「このライターさんには、もっと記事を書いてもらいたい!」と編集者に思わせるためには、もうひと手間が必要です。
そこで、さらに編集部からの評価を上げ、記事依頼が殺到する方法を紹介します。
以下を意識すると、編集者は驚きます。ここまでやる方はほとんどいないからです。すると、「あれも書いて!これも書いて!」と執筆の依頼が止まらなくなりますよ。
- 記事を書く目的を理解する
- 初心者は、時間をかけて最高の記事を書く
- 気をつけた点や改善点リストを渡す
- 過去にもらったフィードバックを完璧にする
記事を書く目的を理解する
一番、大切なことは、企業が記事を制作する目的を理解することです。
企業はライターを雇って、記事を書いてもらっていますよね。でも、なぜあなたにお金を払ってまで記事を書いてもらいたいのか?その理由がわかりますか?
結論は、その方が企業の利益になるからです。そして、企業の利益になるように記事を書くことが、ライターには求められています。
例えば、高級なアクセサリーを販売しているジュエリーブランドが運営するメディアで記事を書く場合。企業が記事を制作する主な目的は、以下の通りです。(例)
- ブランドを強化したい
- 商品の認知を増やしたい
- お客さんに店頭に来てもらいたい
このような目的がある中で、例えば、読者を煽ってPVを稼ぐような文章を書くのはNGです。企業のブランドにマイナスの影響がある記事を書いてはダメです。
また、例えば、このブランドの商品が店頭でしか買えない場合には、「オンラインでアクセサリーを買うのがおすすめ」という主張をするのは避けましょう。「読者に店頭に来てもらうこと」がそのメディアの目的だからです。
初心者は、時間をかけて最高の記事を書く
時間をかければ、誰でもある程度は良い記事が書けます。逆にササっと書こうとすると、薄っぺらい記事になってしまいます。
初心者は、できるだけ時間をかけて最高の記事を作りましょう。なぜなら、最初は極端に質にこだわることで、信頼が生まれるからです。
例えば、文字単価1円程度なら、1時間に1,000文字程度書かなければ、時給1,000円になりません。普通はそれぐらいの報酬は欲しいですよね。でも、初心者のうちは、あえて時給200円になっても良いので、時間をかけて書いてみてください。つまり1,000文字書くのに5時間かけてください。
すると、確実にクオリティの高い記事が出来上がります。
最高の記事を書くことで、自分のスキルアップにもつながりますし、何より編集者から信頼してもらえるようになります。
最高品質の記事は、将来に渡って使える実績になる
しかも、最高の記事を書けば、その記事はWebライターとして活躍する上で、ずっと使える実績になります。
ライターとして活躍するためには、実績が非常に大切です。最高品質の記事を実績として持っていれば、他の企業からも依頼を受けやすくなります。(実績として公開しても良いかは、メディアに必ず確認しましょう)
メディアの採用担当は大勢のライターを選別しています。もし、候補者のライターが過去にたくさんの記事を書いてきたとしても、採用担当者がしっかり見れるのはせいぜい2,3本です。その2,3本の品質が驚くほど高ければ、当然採用したくなります。
気をつけた点や改善点リストを渡す
次にやるべきなのは、記事を納品する際に、執筆中に気をつけた点や、前に指摘された項目をリストにして渡すことです。
こうすることで、「この人は、記事を書くたびに成長できるライターだな」と編集部に思ってもらえます。
例えば、以下のような簡単なもので大丈夫です。
▼執筆中に気をつけた点
・この記事のペルソナは〇〇〇〇な人なので、〇〇〇〇というメリットを伝えるように意識しました。
・競合サイトには〇〇〇〇についての記述がなかったため、〇〇〇〇について追加しました。
▼前回、ご指摘いただいた点
・1文を短く
・二重表現を使わない
・結論から書く
今回は、以上を意識して記事を書いてみました。
こんなリストを受け取ることは少ないので、編集部は驚きます。ここまで丁寧な方はそんなにいません。
なので、少し文章が下手だったとしても、丁寧にフィードバックしてもらったり、依頼を継続してもらいやすいです。これも、編集者の信頼を得る方法の一つです。
過去にもらったフィードバックを完璧にする
過去にもらったはフィードバックは完璧に直しましょう。
何度指摘しても、同じミスをしてしまうライターさんは多いです。編集担当も同じミスを発見するとストレスを感じがちです。「この方は成長しないな…。」と思われてしまいます。
なので、過去にもらったフィードバックは項目をまとめたリストを作り、毎回見直すようにしましょう。すると、「このライターは、絶対に同じ間違いをしないな」という信頼を得られます。