【解説】なぜ、プロのライターは文章の書き出しにこだわるのか?

【解説】なぜ、プロのライターは文章の書き出しにこだわるのか?

こんにちは、うだたつやです。

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文章の書き出しはどんなことを書いたら良いでしょうか?いつも、書き出しに何を書いたらいいかわからず、キーボードを打つ手が進みません。書き出しの書き方のコツを教えてください。

書き出しとは、文章の書き始めです。冒頭の300〜500文字程度のことを指します。

2,000文字を超える長い記事を書くときには、書き出しの書き方が重要です。なぜなら、忙しい読者は書き出しを読んでから、そのまま読む進めるか考えるからです。

書き出しがつまらないと、その先にどんなに面白くて興味をそそる内容が書かれていたとしても、全く読んでもらえません。ネットの文章なら、「これ、読むのやめよっかな」っと、簡単に戻るボタンを押されてしまいます。

逆に、書き出しでググッと読者の心を掴めると、多少つまらない文章でも最後まで読ませることができます。

皆さんは、こんな経験はありませんか?

「期日が差し迫った仕事が残っていて、今日終わらせなきゃいけないのに、偶然Twitterで見つけた記事の続きが気になる。つい気になってしまって、最後まで読んでしまった…。」

そのような人を夢中にさせる文章には、「書き出し」にカラクリがあります。

今回は、これまで数百本以上の記事を執筆してきた僕が、魅力的な書き出しの書き方を解説します。

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文章を書くときは、タイトルの次に「書き出し」が重要です。書き出しをマスターすれば、読者の心をつかんで、文章に夢中にさせられるようになりますよ。

なぜ、文章の書き出しが重要なのか?

プロのライターは文章の書き出し(リード文とも呼ばれます)に時間をかけます。書き出しを書くために、読者の年齢層や抱えている問題などを洗い出したり、「あーでもない。こーでもない。」と何度も書き直したりします。

なぜ、それほど文章の書き出しにこだわるのでしょうか?

その理由は以下の通りです。

  • 書き出しは、読者がタイトルの次に読む文章だから
  • 3割の読者は、書き出しで離脱するから
  • 書き出しで読者を惹きつければ、完読率が上がるから

書き出しは、読者がタイトルの次に読む文章

ネットの記事は、Google検索やSNSから記事のタイトルをクリックしてページにやってきます。読者がページに入ってきて1番最初に目にするのは、記事の文章の書き出しです。

3割の読者は、書き出しで離脱する

誤解している人も多いですが、記事を最後まで読み進める読者はほとんどいません。

過去に、ページのスクロール率を計測して、どれだけのユーザーが記事のどの部分まで読み進めているのかをチェックしたことがあります。

驚くべきことに、文章の書き出しが終わった時点で、3割近くの読者は離脱してしまいます。

文章を半分まで読んでくれるのは、読者のうちの5割です。記事を最後の最後まで読む人は全体の1割ほどしかいません。

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記事の後半はあまり読まれないので、記事の重要な部分は前半に配置することが大切です。

書き出しで読者を惹きつければ、完読率が上がる

つまり、力を入れるべきなのは、書き出しです。き出しは、タイトルをクリックした読者のほぼ全員が読みます。

書き出しで読者を惹きつけられれば、最後まで読んでもらいやすくなり、メディアが目指す成果を得られます。

反対に、書き出しで読者の心をつかめなければ、ブラウザの戻るボタンを押されて離脱します。

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人間は第一印象が大事と言われますが、記事も同じです。最初に「この記事はスゴイぞ」と思わせられたら、後半が微妙だったとしても「良い記事だったな」と思ってもらえます。

文章の書き出しで読者の心をつかむコツ

それでは具体的に、どのように文章の書き出しを書けば、読者の心をつかめるのでしょうか?

文章の書き出しのコツは以下の通りです。

  1. 読者の悩みを再確認する
  2. その悩みは解決できることを伝える
  3. 根拠や権威性を示す
  4. 悩みが解決した未来を想像させる
  5. 読者に問いかけ、考えさせる

読者の悩みを再確認する

読者は悩みを抱えて、あなたの記事に訪れます。

でも、読者は悩みを言語化できていないかもしれませんし、悩みを忘れてしまっているかもしれません。

そこで、読者の悩みを再確認させてあげましょう。「あなたは、今こんな悩みを抱えていますよね」とその悩みを具体的に示してあげるのです。

そうすることで、「そうそう、俺はそれに悩んでたんだよ」と共感を得られ、同時に、「これを解決するにはどうすれば良いのだろう?」と考えさせることができます。

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読者の共感を得ることも、信頼を得るために重要なポイントです。

その悩みは解決できることを伝える

先ほど、読者に悩みを再確認させることで、現状の辛い状況や悲しみをイメージしてもらいました。そうすると、「どうすればこの問題を解決できるのだろう?」と疑問が湧いてきます。

そこで、「あなたの悩みは解決できますよ」と優しく教えてあげてください。「この記事を読めば、あなたの悩みは解決できます。そのまま記事を読み進めてください。」と伝えましょう。

読者は、「この記事を読んでみようかな?」と思い始めます。

根拠や権威性を示す

あなたの記事以外にも、読者の悩みを解決してくれるコンテンツがたくさんありますよね。読者は、色んな選択肢の中から、どの記事を読もうか迷っています。

そこで、他の記事ではなく、あなたの記事を読むべき理由を伝えましょう。

理由になるのは、悩みを解決できる根拠や、あなたの権威性です。

例えば、あなたは、ある法律関係の事件で悩んでいたとします。法律について無知なあなたは、アドバイスをもらうことにしました。あなたは、以下の二人のどちらからアドバイスを受けたいですか?

  • 公園で出会ったよく知らないおじさん
  • 法科大学院を卒業し、10年以上の経験を持つ弁護士

言うまでもなく、後者のわかりやすい実績や肩書を持つ方からのアドバイスを聞きたいと思いますよね。

あなたの発言の信頼性を証明できる、実績や資格を持っていれば冒頭で紹介しましょう。

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例えば、この記事の書き出しでは、『今回は、これまで数百本以上の記事を執筆してきた僕が解説します。』というフレーズを使いました。職業の経験年数なども、信頼性に繋がります。

悩みが解決した未来を想像させる

この時点で読者は、経験豊富なあなたの文章を読むことに決めました。でも読者は忙しいですし、本当は長い文章なんて読みたくありません。

それに、文章から逃れたくなる誘惑はたくさんあります。記事を読んでる途中でお腹が空いてきたり、友人からLINEでメッセージが届いたり。

そこで、「あなたが今抱えている問題を解決したら、こんな未来が待っていますよ」と伝えることで、読者に「絶対にこの記事を読み進めるべきだ」と念押ししましょう。

例えば、ダイエット関連の記事なら、「この記事で紹介するダイエット方法を実践すれば、夏までに体重を3kg痩せられて、彼氏とプールに行くのが待ち遠しくなりますよ。」のように具体的で、情景を想像させるような伝え方が良いです。

そうすることで、読者は食事や友人からのメッセージも忘れて、夢中になって記事を読み進めたくなります。

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文章の想定読者を考え、その読者の理想の未来やゴールを想像させましょう。「続きを読みたい!」と思わせることがポイントです。

読者に問いかけ、考えさせる

文章の書き出しでは、意識的に読者への問いかけを混ぜると良いです。

人は、説得されることが苦手です。説得されると、相手にコントロールされてるような気持ちになります。営業トークは退屈だし、逃げたくなりますよね。

そこで、読者を説得しようとするのではなく、疑問系を使って読者自信に考えてもらいましょう。

この問題を解決しなかったらどうなると思いますか?悲惨な未来が待っていると思いませんか?」「この問題を解決したらどんな未来が待っていますか?家族は喜んでいますか?

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このように問いかけることで、読者は自分で考え始めます。自分で問題の重大さに気づき、記事を読み進めたいと思うようになります。

補足:タイトルがダメだと、文章の書き出しすら読んでもらえない

ここまで文章の書き出しの書き方を解説してきましたが、一つ覚えておくべき重要なことがあります。

それは、どれだけ魅力的な書き出しを書いても、タイトルがクリックされないと、そもそも文章の書き出しすら読んでもらえないということです。

大勢の読者に読んでもらうために、文章の書き出しにこだわるのと同じぐらい、タイトルの付け方にもこだわってみてください。

クリックされやすいタイトルの付け方は、「読みたい!」と思わせる、記事タイトルの書き方【7つの原則】を参考にしてください。

まとめ:今後は文章の書き出しに、3倍こだわろう

今回は、文章の書き出しのコツを紹介しました。書き出しで読者を惹きつけることがいかに大切なのか、伝わりましたでしょうか?

これから文章を書くときは、以下を参考に、書き出しを作ってみてください。

  1. 読者の悩みを再確認する
  2. その悩みは解決できることを伝える
  3. 根拠や権威性を示す
  4. 悩みが解決した未来を想像させる
  5. 読者に問いかけ、考えさせる

皆さんが、読者を夢中にさせる書き出しを書いて、成果が出せることを祈っています。

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うだたつや著者】ぐっすり眠れる睡眠アプリのSheepの開発者。月間100万PVを超えるWebメディアでPM。ユーザーに愛されるサービスが好きです。Twitter / note

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