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【経験者が解説】Webライターは飽和しているのか?データを元に検証

こんにちは、うだたつやです。

Webライターを始めてみたけど、なかなか案件の審査に通りません。Webライターは飽和しているのでしょうか?もう自分みたいな初心者ライターは稼げないのでしょうか?

今回は、このような疑問に答えます。

本当にWebライターは飽和しているのでしょうか?

確かに、Webライターの数は増えており、ライターを始める人が大勢いることは事実です。 WebライターはPC一台で始められる仕事なので始めやすいです。自宅で働くことや文章を書いてお金をもらうことに憧れている方も多いでしょう。

しかし、Webメディアを運営している僕の経験からいうと、Webライターはまだまだ数が足りていません。

今回は、Webライターが足りていない理由と、それを踏まえて初心者でもWebライターとして活躍する方法を説明します。

この記事を読めば、あなたがWebライターとして活躍するためには具体的にどう行動していけば良いのかがわかります。

Webライターは飽和しているのか?データで検証

Webライターは飽和しているとはよく聞きますが、本当にそうなのでしょうか?

私は、「 Webライターの数は確かに増えているが、スキルのあるWebライターはまだまだ足りない(強い需要がある) 」と考えています。

大規模なWebメディアを運営して、100人単位でライターの能力を判定してきた経験から話すと、100人のライターを採用したとしても、そのうちの20人しかまともな文章は書けず、さらに継続してコンスタントに記事が執筆できるのは、そのうちのたった5,6人しかいません。

以下では、クラウドワークスとランサーズのデータを用いて、 本当にWebライターは飽和しているのか検証してみます。

クラウドワークスのライター登録者数:50,000名以上

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クラウドワークスでライターの登録者数を検証

実際に、Webライターの登録者が最も多い、求人サービスのクラウドワークスで、ライターの数を調べてみました。

クラウドワークスの検索画面で、「ライター」と検索したところ、50,000名以上のライターが表示されました。確かに大量にライターがいます。

ランサーズのライター登録者数:42,889名

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ランサーズでライターの登録者数を検証

クラウドワークスの競合にあたる求人サービスのランサーズでも、ライターの数を検証してみました。

「ライター」と検索したところ、「42,889人のランサーが見つかりました」と表示されました。クラウドワークスには及びませんが、非常に多くのライターが登録しています。

実際に、今Webライターとして活動しているのは何人くらい?

でも、本当に5万人がWebライターとして活動しているのでしょうか?

おそらくサイトに登録しただけで、1度も記事を書いたことのない方や、既にライターとして活動していない方もこの数字に含まれているはずです。

そこで、現時点でWebライターとして、しっかりと活動している方に人数を絞り、計算してみました。

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シルバーランク以上のライターに限定

具体的には、ランサーズのランクが「シルバー」または「認定ランサー」に絞りライターの人数を計算してみました。

💡
シルバーランク以上になるには、本人確認を済ませ、過去に仕事を受けた経験があり、最終ログインが1ヶ月以内、24時間以内のメッセージ返信率80%以上などの条件があります。これらは、真面目に仕事をしていれば誰もが達成できる数値です。そのため、現時点で活躍するWebライターを割り出すために、シルバーランク以上のライターの数を使用しました。

真面目に活動しているライターは2,216名

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ランサーズにて、シルバーランク以上のライターに限定して検索した結果

シルバーランク以上のライターは、2,216名でした。 つまり、ランサーズに登録するライター全体のたった5.16%しか、現在Webライターとして活動していません。

この5.16%という数値は100人採用しても5,6人しか残らないという、僕の経験則とも一致しています。

想像以上に、ライターの数は少ないと思いませんか?

そうは言っても、そもそも仕事の数自体も少なければ、案件を獲得するのは難しいです。 そこで、ランサーズ上でライティングの案件数を調べてみました。

ライティングの案件数は、909件

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ランサーズにて、ライティング案件を検索した結果

ランサーズで、ライティング関連の仕事を探した結果、909件の案件が表示されました。 現在募集の案件だけでも、約900件の募集があります。

良いライターが見つかれば複数人のライターを採用したいと、どの企業も考えているでしょうから、1案件につき、最低でも2,3人は採用される可能性があります。

そう考えると、ランサーズでは、ざっくり計算でも最低2,700人ほどのライターの求人があると考えても良いでしょう。 (あくまで概算ですが)

結論:ライターは足りていない(=飽和してない)

実際に、現時点でランサーズ上で活躍しているWebライターは2,216名ですから、やはりライターは足りていません。

確かにランサーズに登録しているライターの数は5万人と、非常に多いです。でもその中で、しっかりとしたスキルを持って、継続的に案件をこなしているライターは少ないです。

つまり、初心者ライターが仕事を受けられないのは、ライターが飽和しているからではなく、スキルや努力が足りていないからです。

僕は、実際にランサーズやクラウドワークスでよくライターを募集しますが、スキルが足りないライターさんがかなりたくさん居ます。 もっと文章力を高めて、良い実績を作ることが大切です。

初心者Webライターが仕事を獲得する戦略

それでは具体的に、 何をすれば初心者のWebライターが仕事を獲得できるでしょうか?

基本的には、 Webライティングのスキル を磨くことが近道です。

ベースとなる文章力やSEOの知識を身に付けた上で、さらに以下を実践すると、仕事を獲得しやすいですよ。

  1. 本人確認や、プロフィールの作成など、最低限のことをやる
  2. ブログを書いて、実績を作る
  3. とにかくたくさんの案件に応募する

本人確認や、プロフィールの入力など、最低限のことをやる

ランサーズやクラウドワークスで仕事を探すなら、プラットフォームの「本人確認」や「プロフィール」の入力など、 サイト上で推奨されている事はなるべくやりましょう。

これらは基本中の基本ですが、「仕事が取れない。」と嘆くライターさんほど、この辺の努力を怠っている人が多いです。

少し手間ではありますが、本人確認を行うことで、安心してクライアントから仕事を任せてもらえますよ。 なお、プロフィールの書き方は『 仕事が取れるWebライターのプロフィールの書き方 』を参考にしてください。

ブログを書いて、実績を作る

実績がない初心者は、自分のブログを作って実績を作りましょう。

初心者が仕事を受けられない理由のほとんどは、実績がないからです。

想像してみてください。インターネット上で顔も知らない相手に仕事を依頼するのがクラウドワークスやランサーズの特徴です。実績のない相手に仕事を依頼するのは、勇気がいると思いませんか?

そうとは言っても、ほとんどの初心者が実績がなくて当然ですよね。

ですので、まずは自分のブログを作ると良いです。 ブログでは、文章力をアピールしたり、自分の専門性をアピールしたりできると良いでしょう。

仕事がもらえるブログの書き方は、『 初心者Webライターがブログを書くべき理由 』を参考にしてください。

ブログで稼ごうとすると大変ですが、ブログを実績にして仕事を受注するのはとても現実的なステップです。実際、ブログを運営しているライターさんに仕事を依頼することがよくありました。

とにかくたくさんの案件に応募する

プロフィールを整え、ブログを作って実績をアピールできるようになったら、 とにかくたくさんの案件に応募しましょう。

先ほどみたように、 ランサーズには毎週、1,000件近い案件が掲載されています。 全ての案件に応募する必はありませんが、気になる案件や、自分の得意ジャンルの募集には必ず目を通して応募しましょう。

Webライターは、 向こうからタスクが渡されるようなタイプの仕事ではありません。 自分から連絡をとって、私お仕事を取りに行かなければなりません。

毎日ランサーズの新着案件をチェックして、良い案件を見つけたらすぐに応募してみましょう。

関連: ランサーズの提案文の書き方

すでに公開が終了している案件でも、掲載URLから会社の問い合わせをフォームを見つけ、直接メールでライティングの営業も可能です。Webライターの仕事は本気で探せば、いくらでも見つかりますよ。

まとめ:Webライターはまだまだ飽和していない

今回は、 Webライターは本当に飽和しているのか、データを元に解説しました。

Webライターはまだまだ飽和していません。お仕事が受けられないのは、ライターが多すぎるからではなくて、 あなたのスキルが足りなかったり、応募数が少なかったりすることが原因かもしれませんよ。

まずは、『 Webライターが身につけるべきスキルを徹底解説 』を読んで、Webライティングにおけるスキルを学び、以下を実践してください。

  1. 本人確認や、プロフィールの作成など、最低限のことをやる
  2. ブログを書いて、実績を作る
  3. とにかくたくさんの案件に応募する

あなたが良いお仕事に巡り会えるように祈っています。

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