こんにちは、うだたつやです。
文章がうまく書けないと辛いですよね。パソコンに向かっているのに、一向に文字が書けず。ありきたりな文を書いては消して、時間だけが過ぎ去ってしまう。
僕も文章がうまく書けないことで、よく悩んでいました。
でも、安心してください。今から紹介する方法を実践すれば、スラスラと文章が書けるようになります。
結論から言うと、文章が書けない人には準備が足りていません。文章を書けと言われたら、みんな1行目から文を書き始めてしまいます。
文章を書く前に、数分だけでも時間を取って準備をしてください。そうすると、文章はすらすらと書けるようになるのです。
今回は、「文章が書けない…」と悩む方に向けて、僕の実体験も交えて、あなたが文章を書けない本当の理由と、その解決方法を解説します。
- あなたが文章を書けない本当の原因
- 文章を書けない人がやるべき3つの準備
- 文章を書く前に、自分のために地図を書く
- 準備①「誰に向けて書くのか」を考える
- 準備②「読み手が抱える問題は何か?」を考える
- 例:上司が抱える疑問や問題は?
- 準備③「どんな流れで書くのか」を考える
- 補足:マインドマップも有効
- ▼文章を書けない人がやるべき準備まとめ
- 文章を書けない人は「正しい書き方」を学ぶべし
- 1.主張→2.理由→3.具体例の型に沿って書く
- 例:当社が導入するべきサービス
- PREP法を学べば、勝手に文章が出来上がる
- それでも、文章が書けない時は書くのをやめる
- ちょっと休憩しましょう
- 本を読んで文章を学ぼう
- 書くのではなく、話すのもおすすめ
- まとめ:すらすら文章を書けると楽しい
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あなたが文章を書けない本当の原因
どんな人にも文章を書く機会があります。
大学生は、研究や論文のレポート、または卒論でたくさんの文章を書きますよね。社会人になっても、ビジネスでメールの文章を考えたり、ワードで社内用の文章を書いたりします。
そして、多くの人が、「文章が書けない…」という問題に直面します。
あなたが文章を書けない理由はなぜでしょうか?
▼文章が書けない原因は以下の通り。
- 書きたいこと(書くべきこと)が分からないから
- 正しい文章の書き方を知らないから
文章を書けない人がやるべき3つの準備
あなたが文章を書けない理由は、「書くことが分からないから」じゃないですか?
当然ですが、もし大枠のテーマが決まっていたとしても、そのテーマについて書きたいことや、書くべきことが分からなければ、筆は止まってしまいます。
そんな状態で、無理矢理に文章を書こうとすれば、道に迷いますよね。気がついたら、文章が変な方向に向かい、支離滅裂な文章へ。
まずは、これから文章を書く自分のために「地図」を書いてあげましょう。 そして、自分が到達したい地点に目印をつけるのです。
文章を書く前に、自分のために地図を書く
アインシュタインはこう言いました。「私は地球を救うために1時間の時間を与えられたとしたら、59分を問題の定義に使い、1分を解決策の策定に使うだろう。」
天才発明家である彼も、自分が進むべき方向性を考えることに、制限時間の大半を使う、と言っています。言い換えれば、正しい地図が書ければ、解決策は自ずと浮かんでくるということです。
文章も同じです。これからどんな文章を書くのか。執筆前の準備に時間をかけてください。
▼文章を書き始める前に、考えるべき3つのポイント
- 誰に向けて書くのか?
- 読み手が抱える問題は何か?
- どんな流れで書くのか?
準備①「誰に向けて書くのか」を考える
まずは、誰のために文章を書くのかを考えましょう。
- この文章を読むのは誰ですか?
- この文章の情報は誰にとって価値がありますか?
誰に向けて書くかが明確になれば、どのような点を強調して文章を書けば良いのかが決まります。
例えば、「エクセルの使い方」を解説する文章を書くとします。PCが苦手なおばあちゃんに解説するのと、会社の上司に向けて解説するのでは、内容も文体も全く違ってきますよね。
まずは、誰のための文章なのかを書き出しましょう。
準備②「読み手が抱える問題は何か?」を考える
文章を届ける相手が決まったら、その相手が「どんな問題」を抱えているのかを考えましょう。読み手の問題点を明確にすると、説得力のある文章がスラスラ書けるようになります。
反対に、読み手の抱える問題点を意識せずに、自分の書きたいことをダラダラと書いても、相手の頭に入ってきません。
例:上司が抱える疑問や問題は?
例えば、会社から「サービスAとサービスBを比較して、まとめておいて」と頼まれたとします。読み手は、会社の上司です。
リサーチが終わったら、まず考えるべきなのは上司がどんな問題や疑問を抱えているのかです。
上司は、なぜサービスAとサービスBを比較したいのでしょうか?それは、どちらかのサービスを会社に導入して、企業の業績を向上させたいからですよね。
つまり、読み手が抱える問題は以下の通り。
- 企業の業績を向上させたい
- サービスAもしくは、サービスBを導入することで業績UPに繋がるか?
- 当社には、サービスAとサービスBのどちらが適切なのか?
このように問題点を明確にさせることで、読み手の気持ちを想像して、文章の内容を自然に考えられるようになります。
準備③「どんな流れで書くのか」を考える
読み手が抱える問題点を明確にしたら、その問題をどのように解決してくのか道筋を立てましょう。具体的には、その文章の目次を作ると良いです。
まずは、その文章全体で伝えたいこと(= メッセージ)を書き出してください。
メッセージを書き出せば、それに続いて理由や根拠、具体例など、そのメッセージを補完するのに必要な情報が思い浮かんできます。
それらをまとめて、目次を作成してみましょう。
例えば、先ほどの例を考えてみます。メッセージは「当社は、サービスAを採用するべき」という感じ。
もしそのメッセージを上司に聞かせたら、「なぜ、サービスAを使うべきなの?」「サービスBのダメなところはどこ?」「両者をどのように比較したの?」という疑問が生まれることが想像できますよね。
このような読み手の疑問に答えていくように、目次を考えてみましょう。
▼目次の例
- 結論(当社はサービスAを採用するべき)
- 背景(当社に必要な機能など)
- 理由(Aサービスのメリットは〇〇。Bサービスでは、〇〇が足りない)
- 比較(AサービスとBサービスを比較した表を用意)
- まとめ(以上のため、やはり当社はサービスAを採用すべき)
補足:マインドマップも有効
さらに詳細な地図を作りたい時には、マインドマップもおすすめです。
マインドマップを使えば、情報を視覚的に整理できます。ツリーで論理構造を作れるため、ロジカルで伝わりやすい文を組み立てるのに役立ちます。
▼文章を書けない人がやるべき準備まとめ
文章が書けない人は、書き始める前に以下の準備を行ってみてください。
- その記事の「読み手」は誰なのか?
- 読み手はどんな「問題」を抱えているのか?
- 文章の流れは?(「目次」を書く)
以上を実践すれば、「書くことが分からない」状態から卒業できます。
文章を書けない人は「正しい書き方」を学ぶべし
「これから自分は何を書くべきか」が記された地図を手に入れても、先に進めなくなることがあります。それは、正しい道の進み方が分からないからです。
何を書くべきかわかってはいるのに、文章を書くのに時間がかかってしまう人は、文章の型を学びましょう。情報をその型に当てはめるだけで、すらすらと文章を書き上げられます。
その型は、以下の通り。
- 主張
- 理由
- 具体例
- 結論
1.主張→2.理由→3.具体例の型に沿って書く
これはPREP法とも呼ばれる、有名な文章の書き方のフレームワークです。
- 主張(Point)
- 理由(Reason)
- 具体例(Example)
- 結論(Point)
の順に文章を書くことで、論理的でわかりやすく文章を書けます。
例:当社が導入するべきサービス
例えば、「サービスAを導入するべき」と伝えたい時は、このような流れで文を書きます。
- 【主張】 私は、サービスAを導入するべきだと考えています。
- 【理由】 なぜなら、サービスAを使用することで、人件費の大幅な削減が可能だからです。
- 【具体例】 サービスAには、当社が必要とする〇〇という機能を備えています。これにより、人件費を最大で30%削減できます。 また、サービスBも検討しましたが、こちらでは10%しか人件費の削減ができません。 どちらのサービスも月額使用料は、30,000円と大差がありません。
- 【結論】 以上の理由から、当社はサービスBではなく、サービスAを導入すべきです。
PREP法を学べば、勝手に文章が出来上がる
主張、理由、具体例、結論の順番を覚えてしまえば、インプットした情報をこの通りに書き出すことで、文章が自動的に完成します。
RPEP法をマスターすれば、すらすら文章が書けるようになりますよ。
それでも、文章が書けない時は書くのをやめる
それでも文章が書けない時は、一旦書くのをやめてみましょう。
- 休憩する
- 本を読んで文章を勉強する
- 書かずに話してみる
ちょっと休憩しましょう
文章を書くことは、想像以上に頭を使います。
ストレスが溜まっていると、なかなか良い文章は書けません。散歩したり、昼寝したりして、ちょっと休憩しませんか?
本を読んで文章を学ぼう
文章が書けない時は、一度立ち止まって、本を読んで文章の書き方を勉強してみるのもおすすめです。
僕も本を読んで文章の書き方を学びました。
▼おすすめの本は以下の通り
書くのではなく、話すのもおすすめ
文章が書けない時は、音声入力を使ってみるのもおすすめです。
なかなか文章が書けなかったとしても、友人や同僚に話して説明することならできませんか?誰かに話をするように、音声入力で文章を書けば、よりわかりやすくて簡単な言葉で説明できるかもしれません。
まとめ:すらすら文章を書けると楽しい
今回は、「なかなか文章が書けない…。」と悩む方に向けて、文章をスラスラ書けるようになるテクニックを解説しました。
文章を書けない理由は、ほとんどの場合、準備が足りていないからです。具体的には、記事を書く前に以下の3つを書き出しましょう。
- 準備1:その文章の「読み手」を書き出す
- 準備2:読み手の「問題」を書き出す
- 準備3:文章の「目次」を書き出す
また、文章の型を知っていれば、スラスラと文章が書けるようになります。PREP法(主張、理由、具体例、結論)を使って記事を書きましょう。
これらのポイントを意識すれば、良い文章をササッと書き上げることができます。すらすら文章を書けると、書くことが好きになりますよ。
ぜひ参考にしてください。
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